
| 先ず心の準備が出来たら、次は旅支度することになる。巡拝に必要なものは後に揚げるとして、地図等を見ながら道順、巡拝する寺の由緒等、予備知識をもっておく事は、実際面でおおいにプラスになる。 先達さんのおられる場合は、その人、その言葉に従うこと。巡拝結願までは、観音さんと二人づれの旅である故、いつでもどこでも、善人であることに素直でありたいもの。 朝夕の挨拶をはじめ朝夕食前食後の感謝等も忘れる事なく、どんな小さな事でも仏心をもち、生かされている事への感謝とその実践の旅であって欲しい。 さて、巡拝にも今昔がある。今も昔も観音さんの御縁をいただいて出発する事に違いはないが、昔の巡拝では必要最小限な物を背中に背負い、わずかな路銀をもち、長い時間をかけて歩いて巡ったのである。ましてやホテル泊でなく、橋の下、軒下と泊まりながら厳しい自分の旅をしたものである。しかも大きい目的や祈願をもち、その目的成満の為、一途に祈りながらの旅で、正に観音さんとの同行二人の旅であったのである。 |