祖先への祈り、今を生きる行
そして来世への予修…それが巡拝



 巡礼の姿は、白衣に頭陀袋、きゃはんにわらじ、すげ笠に杖…灯明、線香をもって…
それは死者への成仏、祖先への感謝。そして、今の生き方を考え、実践する修行者の姿。全ての欲をはなれ、素直に自分を見つめた精進潔斎の姿。同時にそれは、死出の旅路への予修でもある。今を生きる生の中≠ゥら過去への祈りを献げ、そしてやがて迎える死への覚悟を決め、来世の姿を想う。
 生まれてより『我執の煩悩』の中に身を置いてきたわたし達…。ほんのわずかな『生』の終わりに、誰しもが乗り越えなければならない『死』を見つめ、心を決めること。それは『今』の大切さと『過去』への祈りとなろう。

自分達だけでは出来なくても 観音さんがいる。
自分達だけでは恥ずかしくても 観音さんがいる。
自分達だけでは苦しくても 観音さんがいる。
自分を見て 大宇宙を知る。
大宇宙を見て 自分を知る。
来世の姿を見て 今を知り 来世を知る。
そして 今の今を感じて 過去と来世を感じる。

観音さんの手の中で…