寺院紹介
第十九番札所曹洞宗
高杉晋作ゆかりの寺
御詠歌
ありがたき のりのおしえの こうざんじ たすけたまえと いのるみほとけ
- 御本尊
- 千手観世音菩薩・釈迦牟尼如来
- 開山・創建
- 虚庵玄寂禅師・元応2年(1320年)
- 代表的寺宝
- 仏殿(国宝)、延命地蔵菩薩、楊柳観音像千手観音菩薩坐像、韋駄天立像
寺院からのお知らせ
高杉晋作回天義挙、 維新発祥の名刹
元応2年、虚庵玄寂禅師開創で金山長福寺と号した。足利尊氏、足利直冬、長門守護厚東氏、大内氏等の帰依を受け隆盛を誇った。 弘治3年大内義長が毛利元就に敗れ仏殿で自刃をした大内氏終焉の地であり、その後の戦乱で寺も荒廃し中世に誇った大内文化も衰退する。慶長7年毛利秀元が修復、寺門を興隆し、慶安3年功山寺と改称する。元治元年三条実美等七卿が潜居中に高杉晋作が門前で義兵の旗挙げをした維新発祥の地でもある。 門前通りから入ると総門は創建当初の建築で老朽化し、掲額の“海右第一峰”右側の“不許葷酒入山門”の石牌に古刹感が漂う。ちなみに海右の右は山号の金山の金と共に西を意味し、西方第一の禅刹の呼称か。更に老楠・楓等の聳(そび)える参道に続く雄大な二層の山門は参拝客を圧倒する。 又、山門の柱間(はしらま)より見る国宝・仏殿は幽玄な額入りの絵のように幻想的であるが、境内では檜皮葺(ひわだぶき)の重厚な建物となる。隣の法堂(はっとう)から奥に書院七卿の間がある。広い境内の一隅に建つ維新の風雲児・高杉晋作の騎馬像は私達に何を訴えているのだろうか。
仏殿の建立につづいて古く室町時代の建造物と考えられる総門
仏殿の本尊・千手観音菩薩坐像
高杉晋作像
年間行事(2024年)
- 1月 17日
- 初観音 (国宝仏殿での観音経読誦と、境内での古い位牌・お札・お守りなどの焼却供養):国宝仏殿 境内
- 2月 15日近辺の日曜日を最終日とする4日間
- 涅槃接心会(毎朝5時半より6時半まで)
- 3月 19日
- 積善講(おせがき、塔婆供養)
- 3月 13日
- 茶筅供養(淡交会下関支部主催)
- 4月 8日
- 降誕会 (花祭り・甘茶接待、長府仏教団主催):中止
- 5月 17日
- 観音大祭 (仏殿開扉・観音経読誦・御山観音巡拝)
- 8月 10日~15日
- 盆棚経(檀家参り)
- 8月 24日
- 地蔵盆 (延命地蔵堂での読経と境内での盆踊り):延命地蔵堂 境内
- 10月 20日
- 万骨塔慰霊祭
- 10月 28日
- 大般若供養・塔婆供養
- 12月 8日近辺の日曜日を最終日とする4日間
- 臘八接心会(毎朝5時半より6時半まで)
- 12月 14日
- 回天義挙祭
- 12月 31日
- 除夜の鐘
月例行事
- 毎月 第1第3日曜
- 坐禅会 (午前6時40分から7時30分まで、終わって茶話会8時頃まで)
巡礼ガイド
- 住所
- 〒752-0979山口県下関市長府川端1-2-3
- TEL
- 083-245-0258
- FAX
- 083-245-1332
- 拝観納経
- 9:00~16:30
- 拝観料
- 本堂・庭園拝観一般 300円
- 駐車場
- 15台(無料)
- メール
- -
交通アクセス
お車でのアクセス
車/中国自動車道・下関ICから国道2号線経由で約20分
電車でのアクセス
電車/JR山陽本線・下関駅からバスで城下町長府下車、徒歩約15分