寺院紹介
第二十番札所臨済宗南禅寺派
幽玄夢幻万灯会の寺
御詠歌
こまつえの みどりや花の さくらえに 八千代をてらす 月ぞさやけき
- 御本尊
- 聖観世音菩薩・釈迦牟尼如来
- 開山・創建
- 義翁伝等禅師・建武年間(1334年)
- 代表的寺宝
- 赤童子立像、釈迦如来座像(国指定史跡)、本堂、鐘楼門、書院経蔵、庫裡書院(以上全て国重文)境内地全て国指定史跡
寺院からのお知らせ
幽玄界・万灯会と歴代毛利藩公廟所
下克上による大内氏の悲劇の減亡(1551年)は戦国時代の真只中。大内氏の後を継いだ毛利元就は中国地方一帯10ヶ国を制した。元就嫡男輝元の頃は祿高121万石、豊臣五家老の一人であった。しかし、関ヶ原の戦(1600年9月15日)に敗れ、居城を広島から外寇防禦(がいこうぼうぎょ)の名目で辺境であった萩に、領国も周防・長門の防長二州、祿高36万9000石に減封、更に責任を問われて輝元は隠居、その子秀就が僅か6才で家督を継ぎ、萩毛利藩初代藩公となった。 慶長9年(1604年)4ヶ年の工期の後、萩指月城を築城、以後萩は明治維新前までの約260年間、13代の藩主を数えることとなる。城下町萩として江戸期の面影をよく残し、また、幕末・明治維新期に多くの人材が傑出した街として、今や日本有数の観光地の一つとして数えられる。 大照院の縁起は次の様に伝える。延略年間(782~805年)の草創といわれる月輪山観音寺を。建武の中興(1344年)の頃、鎌倉五山の第一刹・建長寺第4世・義翁伝等大和尚が来訪、大椿山歓喜寺と改めて臨済宗を伝えるが、戦乱の世に荒廃して行った。 萩・毛利初代秀就は57才で逝去。祖父・元就は山口洞春寺、父・輝元は萩天樹院を菩提寺とするが、2代綱広が歓喜寺を改築、秀就の法号に因んで霊椿山大照院と改称して菩提寺とし、2代以後偶数代を大照院に、奇数代を東光寺と交互に葬られることになる。大照院には7世代の藩公夫妻が、家臣寄進の603基の石灯籠群に護られるが如くに静かに眠る。 毎年8月13日の夜の万灯会には、この灯籠に灯される炎で幽玄夢幻の世界となる。
心字庭(しんじてい)池泉回遊式庭園
木造赤童子立像(国重文)
萩藩主毛利家墓所(国指定史跡)
年間行事(2025年)
- 8月 16日
- 盆施餓鬼会
- 1月 5日
- 大照院忘
- 3月 26日
- 開山忘、彼岸法要
- 8月 13日
- 万灯会
月例行事
現在月例行事はありません。
巡礼ガイド
- 住所
- 〒758-0061山口県萩市椿青海4132
- TEL
- 0838-22-2124
- FAX
- 0838-26-3118
- 拝観納経
- 8:00~17:00
- 拝観料
- 大人 200円小中学生 100円(巡拝・本堂のみは無料)
- 駐車場
- 11台(無料)
- メール
- -
交通アクセス
お車でのアクセス
車/山陽道・防府東ICから国道262・9号経由(約60km)約1時間20分
電車でのアクセス
電車/JR萩駅から徒歩約10分または萩循還「大照院入口」下車 徒歩約5分