寺院紹介
第三十二番札所天台宗
霊験顕著で名高い出世観音の寺
御詠歌
くもりなき ふだらくさんの つきかげは だいじだいひの じげんなりけり
- 御本尊
- 聖観世音菩薩 阿弥陀如来 通称/出世観音
- 開山・創建
- 宣伝法印・寛永九年(1632)年
- 代表的寺宝
- 名勝観音院庭園・キリシタン灯篭
寺院からのお知らせ
自然の傾斜地を利用した名勝観音院庭園で心落ち着ける。
観音院は、太閤ヶ原(たいこうがなる)、本陣山などの連なる鳥取市東部を囲む丘陵地の山裾にあり、すぐれた環境に支えられている。名勝に指定されている林泉庭園が有名である。 岡山の藩主池田忠雄が寛永九年(1632)年に薨ると、嫡男光仲が三歳で家督を嗣いだが徳川幕府(てだれ)の政策から〝備前は手先の国なれば幼少にて叶うべからず〟との達しで、因幡・伯耆の二州に国替された。ときに宇喜多興家・直家の菩提寺であった。岡山・露月山・光珍寺四世宣伝法印は、光珍寺を弟子豪弁(後の観音院二世)に譲り、帰依僧として随伴を命じられ、城山に近い栗谷に寺地を与えられて雲京山・観音寺を興し、城山より出現の聖観世音菩薩の尊像を賜り本尊とした。その後栗谷の寺地は御用地となり、寛永十六(1639)年頃上町の現在地に移り伽藍を整備し、補陀落山・慈眼寺・観音院と号した。 光仲は殊のほか観音信仰に篤く、祈願所として庇護し御越年と九月に城内長久・万民安楽の祈祷を修していた。宝永六(1709)年二代藩主綱清の代に藩の祈願寺となり寺格の高い「八ヶ寺」の中に列した。明治維新に藩の祈願寺は廃せられたが、寺壇の協力・人々の信仰に支えられてて稍稍殷盛をたどり現在にいたっている。
名勝観音院庭園
山門
通称「出世観音」と呼ばれる聖観音菩薩像
年間行事(2024年)
- 1月 1日
- 修正会
- 3月 彼岸中日
- 彼岸法要
- 8月 20日
- 盆施餓鬼法要
- 8月 24日
- 秋葉山祈祷護摩
- 9月 彼岸中日
- 彼岸法要
- 11月 24日
- 天台大師会
- 12月 31日
- 除夜の鐘
月例行事
現在月例行事はありません。
巡礼ガイド
- 住所
- 〒680-0015鳥取県鳥取市上町162
- TEL
- 0857-24-5641
- FAX
- 0857-24-5641
- 拝観納経
- 9:00~17:00
- 拝観料
- 大人650円、小人350円/ 抹茶付
- 駐車場
- 有り (14台 無料)
- メール
- -
交通アクセス
お車でのアクセス
車/JR山陰本線鳥取駅下車 タクシー8分
バスでのアクセス
バス/JR鳥取駅から100円循環バス「くる梨」赤コースで8分、山の手会館前下車、徒歩4分