寺院紹介
第三十三番札所天台宗
観音様に見守られる結願寺
御詠歌
おいずるを 脱ぎて納める大雲院 大悲の影の 身に巡り来て
- 御本尊
- 千手観世音菩薩阿弥陀如来
- 開山・創建
- 実成院公侃(こうがん)・慶安3(1650)年
- 代表的寺宝
- 伏見天皇筆、法華経二巻(国重文)、阿弥陀三尊、西国三十三観音像、毘沙門天(伝慈覚大師作)
寺院からのお知らせ
徳川将軍家、鳥取歴代藩主の位牌を安置する風格高き結願寺
江戸時代、鳥取は池田三十二万石の城下町。初代藩主は徳川家康の曾孫である池田光仲公。公は曽祖父家康・東照大権現を祀るため東照宮を勧請、慶安三年(1650)に鳥取城の鬼門にあたる樗谿に東照宮を建立し、その祭礼を司る別当寺として本院を建立。当所は乾向山東隆寺淳光院と称し、東照宮の祭礼をすることと同時に、徳川将軍家位牌安置所として、上野寛永寺に埋葬された将軍の位牌を安置して年回法要を、更に、藩主の祈願所として定例・臨時の祈祷をしていた。 初代住職の公侃は藩主光仲の従兄弟で、歴代住職就任時に個別の寺院号となっていたが、江戸中期(1815年)に大雲院が常院号となった。樗谿には東照宮をはじめ本地堂・元三大師堂・護摩堂等を中心に多くのお堂が建ち、内坊四ヶ寺を持つ大寺院として因幡・伯耆ニ州の頂点に立つ寺として寺運は隆盛を見たが、明治維新の神仏分離令によって東照宮の別当職を免ぜられ現在地に移転したが、寺内の徳川将軍家の位牌堂では現在も法要が続けられており、常夜燈の灯りが消えることは無い。 神仏分離令、あるいは鳥取大震災、農地解放策等の影響によって多くの堂宇、仏像や寺宝が大破焼失し、往時の三分の一程度しか現存しないことは悔んでもあまりある。 だがしかし、本堂中央に鎮座する阿弥陀三尊、それを取り巻く形で外陣ぐるりに、西国三十三番札所の観音像三十三体で、極楽浄土を表現した様はまことに圧巻、全国でも珍しく、さすが中国観音霊場の結願寺としての風格に唸らずにはおられない。
御本尊 千手観音菩薩像
本堂全景
西国三十三観音像一部
年間行事(2024年)
- 1月 1日~3日
- 新年無病息災護摩祈祷
- 2月 1日~3日
- 節分厄除け大護摩祈祷
- 2月 3日
- 元三大師大般若転読会
- 3月 彼岸中日
- 春彼岸法要
- 5月 8日
- 花祭り
- 5月 18日
- 観音護摩供養
- 8月 19日
- 施餓鬼供養
- 8月 23日
- 地蔵まつり
- 9月 彼岸中日
- 秋彼岸法要
- 10月 18日
- 観音護摩供養
- 12月 28日
- 納不動
- 12月 31日
- 焚き上げ・除夜の鐘
月例行事
- 毎月 最終日曜
- 不動護摩
巡礼ガイド
- 住所
- 〒680-0061鳥取県鳥取市立川町4丁目24
- TEL
- 0857-22-5608
- FAX
- 0857-22-5630
- 拝観納経
- 8:00~17:00
- 拝観料
- 200円
- 駐車場
- 有り(境内に大型バス・乗用車駐車可 )
- メール
- -
交通アクセス
お車でのアクセス
車/JR鳥取駅から約10分・鳥取自動車道「鳥取IC」から約15分
電車でのアクセス
電車/JR山陰本線・鳥取駅下車、岩倉方面にタクシーで10分
バスでのアクセス
バス/JR鳥取駅より岩倉方面「立川大橋」下車徒歩3分