寺院紹介
第十五番札所臨済宗南禅寺派別格地
閑雅な石庭を有する禅堂
御詠歌
はるばると かねのひびきに みちびかれ ほとけのちかい かなうかんようじ
- 御本尊
- 聖観世音菩薩
- 開山・創建
- 用堂明機・応安7年(1374年)
- 代表的寺宝
- 十六羅漢図、御茶臼、龍の茶釜中国山水画、古文書など
寺院からのお知らせ
作庭師・重森三玲による「曲水庭」など日本の庭園様式の歴史がここに
漢陽寺は中国自動車道・鹿野ICから直ぐの所に位置する。寺裏山の潮音洞(ちょうおんどう)より流れ出る遺り水を活かし、古庭園を模して築庭された閑雅な雰囲気の『曲水の庭』に代表される様々なタイプの庭園(蓬莱山(ほうらいさん)池庭、九山八海の庭、地蔵遊化の庭など)と、精進料理が好評を得て名を馳せ、今では訪れる人も多く、マスコミに紹介されることも再々の有名寺である。 漢陽寺開山の用堂明機禅師は、当時名僧の誉れ高く、応安7年(1374年)大内氏26代当主・盛見(もりはる)が禅師を招いて開山した。用堂明機禅師は唐に渡り、杭州の竺源遠禅師について11年余の長きにわたって学び仏道を究めた。帰国後、中国地方一帯の権力者・大内弘世の篤い帰依を得る。弘世公亡き後、弘世の四男・盛見が父の遺志を継ぎ、伽藍を創建し禅師を招いて開山、大内家の祈願寺とした。 漢陽寺は南禅寺派の別格地である。漢陽寺開山当時の臨済宗は、室町幕府が鎌倉と京都にそれぞれ五山十刹(じっせつ)の制度を設けており、京都五山は貴族が疵護していた。五山はいずれもその下に十刹と呼ばれる寺院をもち、住職は代々、幕府の命によって任じられた。南禅寺は、その五山の上に位置し別格の扱いを受けていた。漢陽寺がその南禅寺派の別格地であったのも、名僧といわれた用堂明機禅師の御徳と高名によるところと思われる。
参道からの山門の眺め
本堂裏にある県指定史跡の潮音洞「平成の名水百選」にも選ばれる
本堂横にある法堂
年間行事(2024年)
- 8月 15日
- お盆施餓鬼法要
- 10月 27日・28日
- 開山忌
月例行事
現在月例行事はありません。
巡礼ガイド
- 住所
- 〒745-0302山口県周南市鹿野上2872
- TEL
- 0834-68-2010
- FAX
- 0834-68-3308
- 拝観納経
- 8:00~17:00
- 拝観料
- 400円
- 駐車場
- 20台(無料)
- メール
- -
交通アクセス
お車でのアクセス
車/中国自動車道・鹿野ICから 約1分
電車でのアクセス
電車/JR山陽本線・徳山駅からタクシーで、約40分 またはバスで鹿野下車、約55分 のち徒歩約15分